人と関わりたくない人

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年末一人旅1日目 太平洋フェリーに乗る ~個室万歳~

 

去年の年末に、東北から1週間かけて南下しながら帰ってくる旅をした。

 

12/22の夜にスタート。まずは名古屋港からフェリーに乗る。

名古屋から仙台を経由して苫小牧へ行く太平洋フェリー

14年前、仙台近郊で開催される野外フェスに行くために乗ったことがある。

 

いしかり

 

出航時間が19時で、17時半に乗船開始。乗船してまず自分の部屋へ。

太平洋フェリーには早割(28日前までのネット予約で運賃が最大50%オフ)があり、

雑魚寝部屋の2等和室なら仙台までなんと3,900円で行ける。

基本金がない人生なので迷わず2等を選ぶところだけど、今回は贅沢して個室にしてみた。

とはいえ個室の中では一番安い、窓なしの1等洋室。早割適用で8,100円。

 

どっちに寝ようか迷って左で寝た

 

寝ながらテレビ見れる

 

トイレ(カーテンの向こうは狭いシャワースペース)

 

たくさんあるお茶と、初めて見る湯沸かし器

 

ビジネスホテルみたい。全体的にきれい。

定員2名だけど実際に大人が二人いたら狭いかも。一人で使うには十分な広さ。

本当は窓付きの部屋がよかったんだけど(一人では泊まれなかった)そんなこと全然気にならないくらい、予想以上によかった。

 

なにより個室ってところがいい。

14年前に乗った時は行きが雑魚寝部屋で帰りはカーテン付きの二段ベッドだったし、

秋頃に大阪と北九州を結ぶ名門大洋フェリーに乗ったんだけど、そのときはカプセルホテルみたいな相部屋だった。

それに比べて、個室だと他の人の気配を感じることがないだけでめちゃくちゃ気が楽。

なるべく物音立てないようにと気を使わなくてもいいし。

鍵もかかるので貴重品を常に持ち歩かなくてもいい。手ぶらで船内を徘徊できる。

相部屋の安さも魅力的ではあるけど、カーテンなどの簡易的な仕切りじゃ頼りなさすぎるし、安心できないのが嫌だ。

防犯的にというよりも、精神的に嫌だ。他人の気配があるとどうしても気が張るし疲れる。

個室しか勝たん。とか言ってみたくなるくらい個室のよさを実感。

 

興奮しながら部屋を見てまわってるうちに18時になり、レストランの営業開始のお知らせが船内放送で流れてきた。

さっそく行ってみる。

 

レストランは三食すべてバイキングスタイル。

夕食バイキングは2,100円と高いからか?空いていたのでゆっくりできた。

だいたいのメニュー取ってきた

カレーもあったがお腹いっぱいで食べられず。

名門大洋フェリーのバイキングと比べると、少し凝った料理が多いような印象。

芋煮らしきものとか、茶そばとか。手作り豆腐なんてのも。

デザート

 

ほんの少し食べ足りなかったのでローストビーフをごっそりとおかわり。

りんごのムースケーキもおいしかったのでおかわり。

安っぽい見た目に反してちゃんとおいしいアイスクリームと見た目のままに安っぽい味のシューアイス。

デザートは、ソフトクリーム食べ放題だった名門大洋フェリーに軍配を上げるかな。

 

ゆっくり食べてたら出航30分前・15分前を告げる銅鑼の音が鳴る。

こうしちゃいられない。急いで食べきって、部屋に戻って上着を羽織って出てきた。

出航の様子は外から見たい。

 

外部デッキに出てきた

 

船内には出航の音楽が流れていた。

14年前に乗った時、あの頃はまだ一人旅もそんなにしたことがなくて、一人でフェリーに乗るのも当然初めてで、一人で仙台なんて遠くに行くのも初めてで、なんだかとてもすごいことをしている気分になって、誰かに自慢したくなって、友達もいなかったから実家に電話したりなんてしてみたっけなあ。

 

あの頃に比べたら落ち着いたもんだ。非日常には変わりないけど、わりと冷静に受け入れている。

他の人に比べて人生経験に乏しい自分でも、14年もあればいろいろやってきたわけで、なんか、大人になったなー。

 

いってきまーす(心の声)

 

船が動き出すと、太平洋フェリーの人たちが手を振ってお見送りしてくれる。

振り返してみようかな…一人だけど、周りに人いないし…

結局、こっぱずかしさに打ち勝てず最後まで手を挙げることもできなかった。

いつの間にか隣にやってきた親子連れが無邪気に手を振り返していた。

 

 

作業服の働く人々見てるのなんか好き

 

 

名古屋港のシンボル名港トリトンをくぐる。

名門大洋フェリーでは明石海峡大橋をくぐるタイミングで大勢の人がデッキに出てきてたけど、今回はほとんど人がいない。寒いから?

 

この上走ってみたいけど運転できない

 

橋くぐったあとの工業的な夜景がきれい。名門大洋フェリーから見た大阪や神戸のギラギラした夜景に比べると地味だけど。

 

きらきらしててきれいだし、人もいないし、船の上だし、旅は始まったばかりだし、

たーのしー!

海鳥が船と並走しながら飛んでいた

 

満足したので船内に戻って売店に行ってみた。

 

電波がないのでスマホで暇つぶしもできないし、日記でも書こうかとメモ帳探したらさすが船の中。

海図メモブックという特殊なやつしかなかった(海上保安庁の廃盤海図を使って作られている)

ボールペンも太平洋フェリーオリジナル品のみ。意図せず乗船記念品を手に入れた。

まだ上陸したことのないあこがれの地・北海道のとうきび茶と白い恋人も購入。

そして間違えてふたつ買ってしまった「蒸気でホットアイマスク」で、今夜はぐっすりねむれるかな。

 

消灯時間の22時を過ぎて大浴場に行ったら思惑通り人がおらず喜んだ反面、

大浴場の入り口がわりとオープンな造りだったので、消灯後であたりに人もいないし、

「中を覗こうと思えば簡単に覗けてしまうのでは?ないと思うけどもしかして、誰か入ってきたりして…」なんてひとりぼっちでちょっと不安になったりして。

まあそんなことも起こらず平和に風呂を出て部屋に戻った。

 

それにしても、けっこう揺れている気がする。ぐわーんぐわーんとゆっくり大きく揺れている。

下手したら酔いそうだしとっとと寝ようとしたものの、

「猿の睾丸をスライスして人間の睾丸に張り付ける」という若返り手術をしていた医者のドキュメンタリーが気になりすぎて、最後まで見てたらもう23時半。

もう寝よう。

 

 

輪投げ借りる人いるんだろうか…